香港とベトナムお花の会

2006年11月20日

入院の話 5  ( 秋からの花々 )

またまた 入院話 パート5を 秋からの 我が家の 庭の 花々たちで
お楽しみ ? ください。

サルビアむくげやぶらん






2回目の 治療中のお話です。
私は 入院中 他の皆さんに比べて 比較的 元気で 明るく過ごしていたので
病院側から よく頼まれごとを しました。

先生と 婦長さんが ニコニコしてやってくるときは 要注意なのです。
Mさ〜ん 元気そうですね〜 ところで お願いがあるのですが… なのです。

この病院には 附属の看護大学校が あるのですが 卒業を前に
生徒の皆さんは 各病院で 実習を 受けるのです。 ( 教育実習のようなもの )
そこで 生徒さんが 患者さんに つくんですが そのお役目が 私だったのです。

毎日 朝の検温 血圧から始まって さまざまな お話をしたり 
私の治療を見たりするのです。 これが 結構 大変で…
色々と 自分の気持ちを話したり 家族の対応やら 先生との関係とか 治療の 
悩みとか ベッドの横で さまざまな話を いつも しなくてはならないのです。
それに 大学校の先生達も 時々 訪れては 生徒は どうですか? 
なんて 言いにきてくれるし。 同室の皆さんも そんな私を見て 生徒さんが
いない時に Mさん、 大変ね〜 なんて 気遣ってくれました。
2週間ほど 毎日 ずーっと 付き添ってくださいました。 ふぅ〜

その学校の卒業生は 7つの病院の どこかに 就職?するという事でしたが
私のいた病院は 人気ナンバー1 だそうで かなり優秀な人でないと 入れないと
言っていました。 ( なんか そういわれると 嬉しいですよね )
やはり さすがに その学校出身の 病室担当の 看護師さんたちは とても 
気が利いて優秀で すばらしい方ばかりでしたし 何より 私が感心したのは 
かなり 患者さんよりの 対応を してくださった ということです。
先生に不信感を 持っていると 折角の治療も 成果が上がりませんよね。
皆さん 結構 不満を 看護師さんに 訴えていて よく事情を聴いた上で
出来る限り 私たちにより良い環境 ( 病室担当の 先生の 変更なども )
を 作ってくれていました。
( 私の場合は 結構 大悪口を 看護師さんに ぶちまけていたもので 
それほど 真剣には 受け取って下さっていないようでしたが… 

私の 担当だった 生徒さんは 今 どこの病院で 働いているのでしょうか。


菊1マリーゴールド千両1






先日 私の大好き?な 経済誌に ブログに 人の 悪口を書くと どうなるか、
なんて記事が 載っていました。
もちろん 匿名でも 読む人によって 人物が 特定できる場合 裁判になると 
大変 不利だと 書いてありました。 お〜 こわ!
私の 先生の 悪口 特定できませんよねぇ〜
( といいながら 書く 私でした )


菊3菊2オシロイバナ






次は 私が 2回目の治療が終わって 幹細胞を 採った時の事です。
以前は 移植というと 幹細胞を 骨髄から とるので 骨髄移植と呼ばれて
いたのですが 最近では 幹細胞は 骨髄以外の 血液中などからも採れること
が わかったので 私は まず 白血球を とても多く増やし その中から 
自分の 幹細胞を 採りました。

そのやり方なんですが ベットに 寝たまま 点滴みたいに 全身の血液を 
チューブで 体外に出し 外の機械に通し そこで 幹細胞だけ 採って 
後の血液を また 全身に戻すという 方法でした。

先生と 技師さんが 付き添うのですが またまた 最近入った 技師さんという方が
2名いて ( 見学ということで ) 計4名で 針が抜けてないか 血液は 
順調に流れているか、詰まっていないかなど 私を見守るのです。 
隣で 同じようにやっている 患者さんは気楽そうですが 何せ 私には4名も…
それに 管が 抜けるといけないので 私は 全く 動けないのです。
これは 痛くもなんともないのですが ( 点滴の針が抜けたり 入らなかったりして
何度か やり直しはしましたが )
2〜3時間くらいかかるのです。 その間 各ベッドに 1台ずつテレビがあって
自分の好きな番組を 見ていいのですが ( 私は 手が使えないので チャンネル とかは 技師さんが やってくれます ) その頃 毎朝 10時半から 
4チャンネルで 「 ドラマチック 韓流 」 というのをやっていて 私をはじめ 患者さんの皆さん とても 楽しみにしていた番組があって 私も それを 
見たいので 技師さんに お願いして テレビを つけてもらいました。


ランタナ 1ランタナ 2パンジー






声が小さいので 大きくしてくださいなんて 注文を出して 見始めたのは 
いいんですが その4人も 私を 見守るのが 仕事なので その間も ずっと
私を見ているんです。
それも 立ったままなんです。 私も落ち着かないので どうぞ 座ってくださいって
言ったのに 仕事ですから、 なんて言って ずっと 立ったまま 私を 4人が
見下しているような形なんです。
それで 結局 5人で ずーっと 見るともなく 韓流ドラマを 見ていたんです。

先生は ちょっと ばつが悪そうで 途中何度か 席をはずしましたが 技師さん
たちは ずーっと最後まで ドラマを見ていました。
なんだか 私も身が入らず トホホな 1時間でした。

病室に 戻って 同室の方に 言ったら Mさん また 大変だったわねぇ〜
って 言われてしまいました。 
ゆったりした環境で 幹細胞が採れると 聞いていたのに 緊張して 散々だったと 一応 病室の 看護師さんにも しっかり 報告しておきました!


千両2ピラカンサ木立ベコニア






こうして 3回の 治療も終わり これで とりあえず 少しは家に帰れると 
喜んだのも つかの間 また 嬉しそうに 先生と 婦長さんが やってきました。

すみません 長くなったので また 続くです。。。

murakilf at 15:33│Comments(0) 入院 

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