別邸仙寿庵 2日目ベトナム、カンボジア旅行 その1 ベトナム到着、シェラトン編

2007年01月22日

入院の話 移植の同窓会

今 私は カンボジアにいますが このブログが 22日に 更新されるように
設定して 出かけました。 うまく 更新されているといいのですが。。。

移植1000人の同窓会 12






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先日 私が入院していた病院から 「 移植1000人の同窓会 」 と題して
写真のような お手紙がきました。
最初は 一体何なんだろう? と 不審に思いましたが ( 右の 小さい写真の上で
クリックしてください。 大きな画面で見えますので なんとか文面も 読んで
いただけるかと思います。 
( 骨髄 )移植自体は 1980年代前半から 開始されていましたが この病院の
新棟が 開設されて (1998年)から 幹細胞移植が 本格的に 行なわれるようになり 
昨年の 11月で 移植を受けた方が 1000人に達したそうです。
それを一つの区切りとして 患者 家族 医師 看護師さんたちが 一堂に会して
再会を喜び また 次の人々への 情報を発信するという 意味合いのようす。
 
私が移植したときに 聞いた話では この病院では 1年に100人くらい行うと 言って
いましたので 1000人にも なるのですね。

この お手紙を 読んでみると 宿泊プランまで あるんですねぇ〜
診察には 皆さん 全国から 飛行機や新幹線で いらっしゃっていましたから
今回も 宿泊の必要な方々が 多いのでしょうね。


冬の花 ユリオプスディジーランタナこえび草







さて 私が 最初に 同室で仲良しだった4人のうち お二人は もう既に お亡くなり
になりました。
 
大阪からいらしていた 酸素ボンベを引きながらタバコをすっていた方は 
お子さんもいらっしゃらなくて ご主人も 少し前に お亡くなりになったので 
移植の選択はせず 抗がん剤だけの 治療でした。 
入院してきたときは まだまだお元気で 大阪から お母様と 東京のいとこの方達と
賑やかに 入ってこられ お母様は 近くのホテルに お泊まりしていました。 
ご本人も いとこさんも 皆さん 洋服とおそろいの帽子をかぶっていらして 
それはそれは 迫力があり 細木数子かサッチーかと 見まごうばかりの集団でした。 
いつも 面会のたびに 皆さんで タクシーで銀座に出て 美味しいランチを楽しんで
いらして タバコの匂いを プンプンさせて 賑やかに病室に戻られていました。
最初は ちょっと怖かったのですが お話してみると とても 情のある方で
私の 移植の決断のときも 親身になって 相談に乗ってくださいましたし 美味しい
ものを いつもご馳走してくださいました。
 
でも 日ごとに お辛そうになり どのようないきさつがあったのかは計り知れません
が ある日 突然 大阪に帰ることになり 私たちは ビックリしたのです。
新幹線で 酸素ボンベを持っての帰宅で 最後のご挨拶の時には こんな格好で
帰るのは 情けないと、 いつもは 気丈な方なのに その時は 泣いていました。
私たちも その後姿を見て しばらく 声も出ず とても 寂しい夕暮れでした。

プリムラポリアンサ並んだ花々1






反対から撮った並んだ花々







もう一人の 外出時に 伊勢丹の エルメスショップで お買い物を楽しんでいた
エルメスさんは プランタンに行ってカードを作ったり 千趣会でパジャマを頼んだり 
入院生活をエンジョイしていましたが 時々 病室で倒れることもあったりして
個室に移られました。
その後 私に少し遅れて 移植をなさって いったんは退院なさいましたが 
直ぐ また入院されて 何度か お顔を見に行ったりしましたが 最後に私が お約束
した日には 妹さんから お電話で 熱があるので 今日は お会いするのが 
無理のようですといわれ その後 まもなく お亡くなりになりました。
亡くなられたのは 雪が降った寒い日で 妹さんからは 「 とてもきれいな
姉だったので こんなきれいな日に なくなりました。 」 と連絡をもらいました。

乙女椿さざんか葉牡丹







もう一人の方は まだ 初期だったので ( でも 初期にもかかわらず 腫瘍が
かなり大きくなって 入院されてきたのですが。。。 ) 今もお元気です。
画を描いている方で 3月には 銀座で 個展を 開くと 嬉しい連絡がありました。

その後の 移植病棟での 同室者は かなり皆さん 具合が悪かったので 
連絡先は 交換しませんでした。 時々 その後の 外来で お会いしましたが 
でも皆さん 入退院を 繰り返されているような方が 多かったので 今回の同窓会で 
お会いできるかは わかりません。

私は 担当の先生にも お会いしたいので ( 移植の先生方とは 退院後半年を
過ぎた頃からは 私が 本籍である 血液内科に また戻ったので その後 
お会いしていないのです。 看護師さんとは 時々 お会いするのですが… ) 
主人と二人で行って 美味しい ホテルのお料理を 食べてこようかと思っています。

2800円で買ったシンビジューム満開!シンビジューム






暖かい窓辺







さて ずいぶん昔の 入院の話の 続きですが ニコニコと 先生と看護師さんが
入ってきた話でしたよね。
そのときのお話とは まず 早目に この血液内科の 病棟を 出てほしいこと、
そして たまたま 幹細胞移植病棟に 空きベットが出来たので 速やかに 
そこに移ってくれないだろうか、とのお話でした。

血液内科には 入院待ちの方が たくさんいるとの事で 先生いわく いろいろ 
スタッフで 話し合ったんだけど 今、動かせるのは 紀子さんしか いないんだよ〜 
って。 それに 今 幹細胞移植病棟に入っておかないと この先 いつベットが空く
かはわからないんだよ〜 とのお言葉。
看護師長さんも ふんふん、 そうなのよぉ〜 みたいな…

3回目の 抗がん剤を終えて 副作用が落ち着いたら ひとまず退院して 少し家に
帰してくれるという 約束だったのにぃ〜

あれほど 入院時に 「 移植の前に ひとまず退院させてください 」 って 
頼んでおいたのにぃ〜

結局 そのまま 早々と 移植病棟に お引越しが決まりました。
何せ 移植病棟は 他の病棟と違って やたらと規制が厳しくて( 当たり前ですが)
今までのように 気楽には できないんです。 
それに 私が 移植をするのは まだ 最低でも 3週間くらい先なんですよぉ。

これからが 一番 楽になるクールだったので 友人達にも これからの2週間は
元気になるので たびたび来てねっ! なんて お願いしてたのに。

( 結局 先生は 苦肉の策で 一旦 移植病棟に 移った私を 3日間 外出
させてくれましたが なんと 事務的には 退院扱いになっていました!
あんまり 私が退院!退院! って うるさく言うので 形式的にも 退院に
したのでしょうか? ) 

じんちょうげゼラニュームひめつるそば







今頃 私は カンボジアに入っている頃です。
いつもながら長い 文章になって しまいました。

では叉帰ってきたらご報告しますね!

murakilf at 10:00│Comments(4) 入院 

この記事へのコメント

1. Posted by ビビアン   2007年01月22日 20:06
遅ればせながら「明けましておめでとうございます」
いったん治りかかった風邪がひどくなって・・・
今、ご主人とカンボジア旅行の最中ですね。
闘病生活の中での一期一会・・・
つい忘れがちな毎日の生活の大切さ!
あまりにも「あたりまえ」で過ごしてる日々・・
私の場合、去年「足首を骨折」し神様に心を引き締めるよう試練を与えられたのかも!
新年早々「旅・グルメ」とセレブなブログに今年一年の意気込みが感じられます。
このブログを読むたびに、紀子様の健康を祈りつつ
パワーをもらっています。
「カンボジア・セレブ旅行記」を楽しみにしてます。
2. Posted by 紀子   2007年01月24日 14:50
ビビアン様

今年も よろしくお願いいたします。

最近 お見えにならないので 心配していましたが
お風邪だったのですね。
若い頃と違って だんだんと 直りが遅くなってきますよね。
私も 昨年末は 1ヶ月くらい 体調を 崩していました。
どうぞ 無理をしないで 用心して 過ごしてくださいね。

さて 私は 本日 朝に 元気で 戻ってまいりました。
ベトナムでの人の多さと カンボジでの 人々の暮らしに
かなり ビックリして帰ってきました。
日本の 戦後からの歴史を かいま見るようでした。
でも 今回も いろいろな方のおかげで ステキな旅を 堪能してきました。
きれいな ハスの写真を たくさん撮ってきましたので 見てくださいね。
では くれぐれも お大事に お過ごしください。
3. Posted by SAELOVE   2007年01月25日 15:23
紀子様

お帰りなさい!
ゆっくりお休みになってから、旅行記楽しみにしています。
4. Posted by 紀子   2007年01月25日 17:08
SEALOVE様

私がいない間にも 皆さんが このブログを チェックしていてくださったようで
とても 嬉しい限りです。
私は いま 洗濯物の山と戦っています (笑)
そのうえ 険しい アンコールワットの塔までの階段に
挑戦したので ものスゴーク 筋肉痛に 見舞われているのです。
やはり 世界遺産は 若いうちに行かないと 楽しめませんね。

写真は 全て パソコンに 取り込んだので 少しづつ
旅行記に 取り掛かるつもりです。
いつもながらの 温かいお言葉 ありがとうございます。

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